ナツメくんの人気者理論【完】



『ふ〜!打った、打った!』



満足そうにナツメくんは、私に近寄ってくる。





『ナ、ナツメくん、私改めてナツメくんのすごさを実感しました…』




『ぷはっ!何それ?』




え?私、真剣なんだけどな…




ケラケラ笑うナツメくんは、すっごく楽しそうで生き生きして見えた。










『ね〜!!お兄ちゃん!どうやったらお兄ちゃんみたいに打てるゆうになるの!?』




私がその声にふと、横を見ると、小学生くらいの男の子がナツメくんを尊敬の眼差しで見つめていた。



…さすが、人気者




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