反逆者は俺様彼氏
 これらの荷物はすべて、私のお父さんの研究に使用するものだ。

 研究者のお父さんは、毎日夜遅くまで研究している。

 その成果が認められて、ついこの間私のお父さんは将軍様直属の研究者となったのだ。

 今は、将軍様直属研究者専用の研究所へお引っ越し中。


「ごくろうさん、奏。これでもう引っ越しは終わりだよ」

「あ、お父さん。…それじゃあ私、帰るね!」

 そのながいなが~い引っ越しがようやく終わる…。

 重い箱を抱えて歩き回ったので、さすがに疲れてしまった。

< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop