普通のあなたと片目の私
「美雪!お待たせ!」
「山田さん、今日はその格好なんですか?」
「美雪とのデートだからね。ぴっちりきめないと。」
山田さんはモサモサヘアーではなかった。
今日は休日。山田さんとデートと呼ばれるものに誘われたのだった。
…この人、本当に仕事をしているのだろうか?
「どうしたの?美雪ちゃん?」
私があまりにも山田さんを見すぎたからだろう。
「本当に仕事は大丈夫なんですか?」
「細かいことは気にしない。気にしない。」
―――絶対大丈夫じゃないな。コレは。