普通のあなたと片目の私
―――ダメだ。
やっぱり俺には美雪しかいない。
飾らない言葉も。
素直な態度も。
そして何より俺をいつも魅了する青く綺麗な瞳も。
目の前の女性は何一つ勝てない。持っていない。
――美雪がどこぞの馬の骨のものになるなんて……許せねぇ。
俺は…絶対親父を越えてやる。
みてろよ、親父。
俺がそんなに簡単に屈するなんて思うなよ。
俺はこの時、何年かかろうと美雪を迎えに行くことを決意したのだった。