普通のあなたと片目の私


「――が好きでしたが、今はあなたみたいな和風な方が好きですよ。」




「まぁ……」




赤くなる相手。
どうやらこの娘はとんだ箱入り娘なようだ。


全く恋愛経験がないらしい。…これぐらいのお世辞で顔が赤くなるなんてな。




「私も……龍さんが好きです。」




何も感じない。


美雪の時とは大違いだ。




「そうですか…ありがとうございます。」




俺は美雪に出会う前の上っ面の笑顔を相手に向けた。
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