普通のあなたと片目の私
エピローグ

それからの私



「……ねぇ、七海さん。」




「ん?」




私達2人は公園に来ていた。


空は綺麗な透き通った青色をしている。


遠くで龍騎の笑う声が聞こえる。




「……山田さんは…将来、生きていたら私と結婚してくれてたのかな?」




「そんなの、決まってるじゃない。」




私は今日も他の人より狭いこの世界で貴方が綺麗と言ってくれた目を凝らすのだった。


誰かが私のこの目を真っ直ぐ見つめてくれやしないかと――…






ー終ー
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