あなたの中心軸は私です。




翔は「つまんねぇ」と口を尖らせた。

だが、すぐ嫌味な笑顔を俺に向け口を開いた。

「姫様は毎日、あそこの自販機の牛乳を買いにここに来るぜ?」

こいつの無駄な情報には、あまり興味はないが、姫様という単語を聞いて明日から食堂でご飯を食べようかな、と思ったり。




< 10 / 63 >

この作品をシェア

pagetop