あなたの中心軸は私です。




次の日、いつも通り食堂付近の自販機で牛乳を買った。

なかなか伸びない身長のため、今日は2本買った。

紙パックの牛乳を両手に、目指せ150センチ、と身長が伸びた自分を想像しながら上に上がるため階段に続く廊下を歩いていた。

すると、横からやってきた男の子2人組にぶつかってしまった。

もちろん、当たり前のように私は尻もちをついてしまうのだけれど。




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