蝶響




湊とあたしは、それを誰かに相談しなかった

相談できなかった

自分の過去を言うなんて、弱いあたしにはそんな勇気はなかった

あの時相談していれば、何か変わっていたかもしれない・・・




―――――

そして迎えた1ヶ月後今日

~♪~♪~♪

あたしの携帯の着信音

大好きな曲であるソレも、耳を塞ぎたくなるような悪魔のメロディーにしか聞こえなかった






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