蝶響




「みーっ!!こんなに瑠璃ちゃんが想ってくれてるのに…何で、何で――っ瑠璃ちゃんを傷つけるの!!僕達はいいから、瑠璃ちゃんだけは傷つけないでよ…」

雨嵐があたしを庇うように立って、湊を睨み返した


でも・・・

湊は、雨嵐の言葉を耳に入れようともしなかった


次の瞬間、凄い殺気と鋭い目つきで雨嵐を睨み、ズボンのポケットから銀色に光る何かを取り出した







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