蝶響

転校





カチャッ

「失礼しまーす」

あっ、ノックしてないや(笑)

「どうぞ~」
なんか聞きなれた声だ
よく見れば・・・

「あれ~?れーちゃん?」
この人は、あたしを闇から救ってくれた
あたしに仲間をくれた
そして、ホントの強さを教えてくれた―――

「華乃~待ってたよ!!
俺のために来てくれたんだ♪」
なんて意味わかんない事言ってるけど

「は~?
勘違いもいい加減にしろ!
誰がてめぇのために来たって??
この自意識過剰が」

「冗談だって(泣)
じゃあ華乃、担任呼ぶから」


ピンポンパンポーン

『えーっと、2-S篠原先生~大事なお客さんが来てるから、10秒以内に理事長室に来てね~
じゃないと~…あはは~(黒笑)』

めっちゃ黒いんだけど・・・




ダダダダダ・・・

バンッ!!!







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