蝶響



~怜希side~



2人は教室に行った
そして、一気に静けさが訪れた…





華乃の瞳の奥は、闇一色だった―――




ひと目見ただけじゃ、わからないだろう……
彼女は、感情を隠す事を無意識になれてしまってる

時にはニヘラと笑い、
時にはポーカーフェイスになり



いつも、その溢れる事のない感情を1人で―――



背負っていた・

抱え込んでいた・



見てるだけでつらかった・




俺は―――
何もしてやれなかった





~怜希side,end~








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