何でやねんっ!
俺は羽交い締めから解放されて宮古の前に座る


「最近、可愛いと思ったことは?」


「この尋問いつまでつづくん?」


「自覚するまで」


ニッコリと笑った
腹黒宮古め
ていうか何でここまでするんや


「何でここまでか?友達だからだ。」


宮古……。


「あと面白いから」


……ちょっと感心した俺がバカやったな
90パー、面白いからが勝ちや


「面白いか?」


「まぁ、それは嘘。千夏先輩が不甲斐なさすぎてなー」


組んでた足を組み替えて俺にずいっと顔を出してきた


「だからってこれはないやろ」


「まぁ、自覚しただろ。ていうか自覚しろお前は千夏先輩が好きなんだよ」


んな無理強い……。
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