好きだよ。
「流~莉~華~!!」
考えついたらすぐさま行動タイプの私は流莉華に相談しにいってみました。


「……あっ、夏南…」
何だか元気がなさそうな流莉華は私をみた途端少しだけ困った顔をした。
私なんか迷惑かけたかな……?
と自分にといかけて見ても答えは帰ってこないので流莉華聞くことにした
「なんで、そんなに元気ないん?
なんか、、あったん? 」
それから、数秒の沈黙の後に流莉華からこんな言葉を聞いてしまうなんて…
「何か、あの5組にいる田中 彩恵(たなか あやえ)って子が凌真に告ったらしい……」


田中さんモデルをしていてすでに雑誌にも載るようなくらいの人気モデル…

やっぱ。あんな子まで好きなんて私じゃ到底届かないんだろうななんて冷静に考えていた…


でも、凌真は私の物でもないのに胸の奥がチクリと痛んだ。

だけど、私はこんな時こそ強がってしまうんだ…
「そうなんだぁ…
確かに田中さんは可愛いし凌真でもほれるかもね!!
私は諦めようかな!」


なんて半分本当で半分冗談でいってみた
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