好きだよ。

「ごめん」
先に謝ったのは流莉華だった…
「何か、夏南には何があっても凌真を諦めて欲しくない」
私は黙ることしか出来なかった…
だって、今話したら涙がこぼれちゃいそうだから…
だって、今話したら声が震えちゃいそうだから…
私は人前で涙を見せるのは嫌いだ。
だってカッコ悪いんだもん…
昔誰かが言ってた

『自分の中のヒーローは自分自身だ』
って言ってたからヒーローはないちゃだめ…

一時して落ち着いたから
「こっちこそごめん」

と言うと流莉華は

最高の笑顔で
「それで?夏南はどうするん?」

と言ってきたから

「頑張ってみる!」

と短い返事をした。

「なら、私が呼び出しといてあげるー」

と言われたから
「よろしく」
と言って時間がヤバかったから急いでグラウンドに向かった
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