月虹 Just the way you are
そっと遠慮がちに開かれたドア
少し後ろへ下がって、ドアを開け、中を覗こうとした瞬間
「せ、んぱ......!」
中から飛び出してきた朱莉に、ドンッと押し倒されそうな勢いで体当たりされる
「っ、」
思いもよらず、右足に力をかけてしまい、ひねった足が悲鳴をあげた
ただ、朱莉がいるので倒れるわけにもいかず、ぐっと堪えようとしたところ、両肩に何かを感じた
その何かは、あたしのことを支えてくれたようで、右足が少し楽になった
もちろん、こんなさりげない優しさを見せてくれるのは、爽だ