★ 理想のコイビト ★
「付き合うぜ!!相棒!!」



「いや、でも…」



「行くっきゃねーだろ!」



「けど…」



「会いたいんだろ?繭ちゃんに!」



「それは…」



もちろん会いたい。



会って話がしたい。



がっ、この複雑な感じはなんなんだろう。



恭一がノリノリなのは本当に嬉しいが、単にサボりたいだけなんじゃ…と変に勘ぐってしまう俺は、相棒への愛が足りないのだろうか。



………いや、それはない。



俺の恭一への愛は本物だ。本物のはずだ。



でも……うーん…。

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