TIME WAR
私は時間を言ったり来たりして戦っていた
結局まだ勝ててない



今日、私は2階準備室にいた


いつの日かのように
椅子を鳴らして座ってる信平に会いに


「失礼しまぁーす」


アレ?
信平が薄くなって
もしかしてっ


「死んじゃったの!?」

「死んだ」


何で?
私は結局なにもできてないじゃん。約束も果たしてない
膝から崩れ落ちた


「わけないじゃん」


「え?」


「なに?死んでて欲しかった?」


「んなわけないじゃん」

何でそんなことばっかり、おかげで涙止まらなくなっちゃった


死んだとか幽霊だとかうそつきだとか
うるさいわよ


ぼやけた視界で信平を見上げた



温度も感触もなかったけど
唇がじんとした気がした

「キス?」


「泣かせてごめんね」


信平は言い逃げばっかだ 結局かつ方法も聞いてない


だけど
信平に起きてほしい
やっぱり目を覚まして


ちゃんとこの世界で笑って欲しかった。
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