シンデレラに玻璃の星冠をⅡ

「もう…好き勝手はさせないよ。


――今は別の場所に居る、

朱貴もね?」



それを見ていた紫茉は…



「紫茉ちゃんも、だよ。


幕は上がったんだ。

もう…自由に満ちていた夢の時間は、


――おしまいだ」



翠以上に、握った拳に力を込めた。

< 12 / 1,495 >

この作品をシェア

pagetop