シンデレラに玻璃の星冠をⅡ
ごめん櫂…。
ごめん。
どうしても僕…
どうしても僕は――
芹霞をフることは出来ないんだ。
どうしてもこの心を…
偽ることが出来ない。
最低だ。
最悪だ。
判っている。
だけど――
「僕の――
恋人になって下さいッッッ!!!」
これが最後だから。
最後の告白にして…
僕は――
ちゃんとフラれて――
諦めるから。
判ってる。
僕という存在は――
誰からも望まれないということくらい。