ヒカリ



母にとって父の最後の言葉はこの言葉だったのだろうと思う。




あたしは、ただ哀しみに沈んだ母を見ているだけだった。


小5のあたしには、何をしたらいいのか、何をしてはいけないのかが分からず…



何も出来なかった。


状況も飲み込めていなかったのだと思う。






今、思えば無知は罪だ。






< 6 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop