ヒカリ


それでも、小5のあたしなりに何かしようとした時、



母が叫びだした。



母の声ではなかったように聞こえたその声は、



確実に母の声だった。



母は、そのまま玄関を飛び出しあたしの目の前から姿を消した。


あたしは、母のあとを追うように玄関に向かった。


玄関から出て、恐る恐る廊下に足を伸ばして、フェンスから顔を出した。






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