I


「ゆっ、・・・・・・・う!」


私は、志津。

それは分かるんだ。

じゃあ、このひとは・・・・・?



悠、は?


体の痣は?


私は?



分からない、んだ。


私は、私までも分からないんだ。



「悠っ・・・・・・・・・・」


繋がる下肢に、熱を感じた。



頭がぼうっとする。

悠の甘い匂いに、酔わされる。


まだ、悠のことを思い出してない!



なんで、私は悠のことを・・・・・・・・・・・・









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