白緑蝶"vacances【続2】
ちょっと、真面目な顔して
サラッとそんなこと言うの
やめてください。

照れる・・・

私の赤い頬にソラが触れる。

「あのさ、さっきから
 聞こえてくるんだけど
 ソラ、おまえってただの
 エロ親父じゃん
 
 ロッカーが泣くぜ」

「バカ言え

 俺が好きだって言えば
 みんな着るもんだ

 着ない、ひわがおかしい」

「ソラのやつ、こんなこと
 言ってますけど・・・」

真澄が辺りを見渡すと湊さん
から順番に航さん、崇さん
テオさん、そして私までもが
大きくコクンと頷いた。

「マジかよ?」

真澄の言葉にみんなで同時に
頷いて、そして、みんなで笑う
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