ご主人様は同級生!?
「なんかさ〜…やっぱり、付き合ってんのかな?」
”ぶっ!”
あたしは心の中で拭いてしまった。
あたしに向けられた視線。
い…痛いです。
ビリビリしてます。
殺気を感じます。
「ゆ…侑也さ…ゴホンッ…」
やば…様って言いそうだった。
「ん?」
机を置きながら答える侑也。
「あ、あたし、あっち手伝って来ますね!」
「……」
むっ無言ー!?
まだ女子達の冷たい痛い視線を感じる。
「もしかして、あいつらに何か言われた?」
女子達を指さして言う。
って………。
なんかあたしがチクってるみたいじゃん!?
さっきより、女子達の目が鋭くなる。
「ち、違いますっ」
「嘘つけ。お前の癖、すぐわかる。」
えっ!?
あたし、そんな特種な癖を身につけてるの?
「お前の顔見てればわかる。目も逸らすし。」
「…ち、違いますからっ……あたし、あっち手伝って来ますっ」
なんか……
嬉しいな………―――――。