ケモノ女が愛するオトコ〜草食男子の扱い方〜
「無責任だなんて思っている時点でその覚悟が無いって事よ!
私は今すぐに結婚したい訳じゃないわ!
宮岡に張り合うみたいに言って欲しくないだけよ!」
「…違うよ。宮岡さんのせいじゃない。
俺が………。
………。
そうだよね。
決めるのは千歳だ…。
宮岡さんを選ぶなら……俺は身を引くよ」
勇気は俯いたまま向きを変えると、とぼとぼと重い足取りで部屋を出て行った。
「………」
課の中が静まり返っている。
私は彼が出て行った扉をじっと見つめて固まっていた。
「…千歳ちゃん」
宮岡が隣から私を呼んだ。