きみのかけら
麗は寝ている飛鳥を
ギューッ!!
と、抱き締めた。
『先生。この子はどうしたら……飛鳥わどうしたらいいんですか?』
『わしにもわからん。ただ…』
ゴク!!
麗は唾を飲む。
『失った記憶をとりもどせばなにかわかるかもしれん…』
『失った記憶を??』
『ああ…。そうじゃ。失った記憶を取り戻し、母親と父親を探し、その子を返してあげるのが一番じゃろうな。』
『そんなら!決まりやな!!』
麗と花音にに向かってウインクをする悠馬。
『えぇ。』
『ああ。』
それに答えるように
二人は頷いた。
その時…
リリリリリリッ!!!!!

