ショコラ~愛することが出来ない女~
「そこはお前次第って気もするけどな。
……まあいい。しばらくは今の雑誌と並行してもらいたいんだ。
プロジェクトチームも徐々に追加していく。
とりあえず、ちょっと人選してからまた話しよう」
「はーい」
大手の雑誌社とはいえ、割とアットホームな感じのうちの会社。
居心地が良くて気に入っている。
社長には特に感謝してる。
若気の至りで結構やんちゃなこともやったけど、よく「俺が責任とるから好きにやってこい」って言って送りだしてくれた。
お陰でかなりの冒険的なプロジェクトにも携われたし。
その社長に頼まれたんだから、まあ頑張るしかないだろう。
とりあえず主婦雑誌の投稿のお手紙から、若そうな年代の好みでもリサーチしてみよう。
残った珈琲を一気に飲み干して、食堂を後にした。