錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
 やや拍子抜けな感覚は否めないけれど、とりあえずひと段落した事に安心する。もちろん父にはそのあと、こっぴどく怒られた。

「言っても信じてたかよ」

 と、ふてくされたら父のサージェスは喉を詰まらせてローグを一瞥すると、わざとらしく咳払いをした。

「と、とにかく。あまり危険なことはするな」

 その声には、心配していたであろう感情が見て取れた。

 母は、ローグを抱きしめて泣きじゃくり、服がびしょびしょになった。

 両親は元来、心配性なのだ。

 そのため、ローグは心配をかけまいといつの間にか軽い性格になっていた。

 言動がチャラいというだけで、中身はオリジナルローグと変わりない。

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