〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)

ハルキ君「番外編」編

私はハルキ君と
人気の少ない、
時計台に移動した。

〈ハルキに+5してください〉

「ねぇ菜月さん?
イベントチケット譲ってくれるって言ってくれたのに…行かないの?」

ハルキ君とゆっくり
暗い階段を登る。

「もしイベントに参加したら、こうして二人きりには
なれなかったよっ?

二人で一緒に居たいって…駄目かなっ?」

「うっそうだよねぇ…
ちょっと興味があったんだけど菜月さんが
そう言うなら…」

ちょっと凹みながも
私とハルキ君は
時計台を登って行った。

「あっきっとあそこから、見えるよっ…菜月さん行こう!」

時計台の一番上に、
月明かりが、差し込むのがはっきり見えて居る。

「?何を見るの」

ハルキ君は、
私の手を引き一番上に迄、登った。

綺麗な月明かりに照らされる、ハルキ君の顔。

「ハルキ君って…、
ぬいぐるみ好きなのっ?」
ハルキ君が私の方を見る。
「えっどうして?
もしかしてぬいぐるみ好きなの嫌い?」

ハルキ君はかなり
顔が、しょんぼりした。

「うっうんんっ…、
ただ、毎日、
くまのぬいぐるみ持ってるから」

「あははっ…、
くまのぬいぐるみ抱いてると、安心するから、
部屋にも、沢山あるよっ?全部、一つ一つに名前もあるけど」

嬉しそうな、ハルキ君
ぬいぐるみが、ある事で、安心できる気持ちを知った。

「でっ菜月さんは、
ぬいぐるみ好き?」

ハルキ君が聞いてきた。

好き…そのまま進んでね。
嫌い…
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