〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
目の前が真っ暗な中

「まずはこの人から…、
早く脱がせ…」

男性の声が聞こえ
“ドサッ”っと、
音がし、
何かを脱がす音が。

「今度はこっち…」

だんだん声が近づき、
私の目の前でも声が。

「この人で最後…」

すると、
後ろに縛られて居た紐を
外され誰かが、
私の両手を上にあげると、私の着ている洋服を脱がされる。

「次は立たせて」

誰かが合図し、
無理やり立たされる。

別の何かを無理やり着せられ、
また後ろで手を、
縛られ、
どこかに抱き抱えられ
移動させられた。

ふわふわしたものの上に
横にされ、
男の人達は居なく
無くなったのか、
静まり変える。

『う゛〜動けない…
どうしよう…』

パカッパカッなる、
体育館の電気は、
さらに酷い
パカッパカッに、
体育館に取り残された人が少しパニックにおちいる。
「菜月さん…どこですかっ?」

「おいっ!こっちっ…
ここの部屋に居たぞっ!」

数時間後、
誰かが彼女を見つけ、
他の男性にもその声が、
響き渡る。

リョウ君もその声に、
誘われるように向かうと
私がベッドに横たわる姿を見て、駆け寄り、
縛られた目のひもを取り、口に縛られた物も取って、解放される。

着ていた服は横に置かれ、まるで王子様が
姫を助けに来たかの様な。

「菜月さん…大丈夫ですかっ…?」

目を開けるとリョウ君が心配そうに見ている。

「リョウ君…私…」

ぼゃぁ〜っとした後、
リョウ君が力いっぱい、
抱き締めて来た。

「あなたが居なくなった時、どうしていいかわからなくて…、
何かあったんじゃ
無いかって…、
僕…おかしいですよっ…」

私は、はっと我に還った。
「…」

私は、着替えさせられた、衣裳を見て
織姫の格好をさせられていた。
周りも数人の男性に、
着せられた、
織姫の格好にびっくりしているようだっ。







< 121 / 303 >

この作品をシェア

pagetop