〜☆恋愛学園物語☆〜（学園編）

「すっみません…
僕は大丈夫ですから、
先に部屋に戻ってください…」

リョウ君の顔色が少し、
悪い気がした。

「まってて…今何か飲み物を…」

きゅっと手を掴まれ、
飲み物を取りに行けない。
「大丈夫…ですから…」

ふらっとした瞬間、
リョウ君がその場に崩れ
倒れてしまう。

「！？リョウ君…」

スルッと私の手から離れる手を、とっさに掴み
周りに居た人が、
リョウ君が倒れる姿に、
駆け寄る。

「おいっ…人が倒れたぞっ！」

私は周りに居た男性が、
リョウ君を学園の
本館一階の医務室に、
運んでくれた。

――。

医務室には、
医師の格好をした女性
が居た。

「今日は遅いわっ…、
少し、神経を使いすぎて、疲労で倒れたみたい…。
それとも隣にも
ベッドがあるから、
一緒に休んで行く？
それとも、私に任せて
部屋に戻る？」

ショ‐トカットの、
茶色い髪のお姉さん、
医務室で働く人が、
私を気遣い、
部屋に戻るか、傍で
リョウ君の隣で寝て
看病をするか聞いてきた。
看病し、
医務室でリョウ君を見る…
〈このまま進んで下さい〉

疲れたので部屋に戻り、
リョウ君を
医務のお姉さんに任せる…。

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