〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
(リョウに+10してください)

私はリョウ君が心配になりお姉さんは、
疲労回復の薬をベッドのわきに置き
医務室から出て行った。

「余り無理させたらダメよっ…、
かなり疲れているみたいだから…」

“ガラガラ”っとゆっくりドアを閉め、
出て行く、
医務のお姉さんを見送った。

私は月明かりに照らされるリョウ君の寝顔を見る…。
衣裳を脱ぎ服に着替えた。
外では花火が終わり、
学園の寮に戻る姿が見えてちょっと、
さみしい気持ちに…。

「うっ…」

リョウ君は何か
悪い夢を見ているのか、
うなされている。

顔から汗が出ていたので、タオルを湿(しめ)らせ、リョウ君の顔を見る。

リョウ君の顔を
拭いてあげたくても、
眼鏡が邪魔になったので、眼鏡を取る。

『この眼鏡…意外と
軽いんだっ…』

眼鏡のレンズを、
覗き見ると、
目がどれくらい悪いのか、好奇心が湧き、
少しだけレンズを覗く…。

「…ん?もしかして
ただのおしゃれ眼鏡?」

『何も見え方が変わらないって事は
おしゃれ眼鏡かけて居たんだっ…』

じぃ〜っと
リョウ君の寝顔を見ると、髪の毛を上にあげられた、髪が気になり、
頭を撫でてみる…。

リョウ君の上に上がった髪を、下の方に撫でて見るとまるで別人に見えた。

「…こっちの方が格好いいようなっ…」

リョウ君がピクリと、
動きゆっくりと目を
覚ます。

「んっ……!?」

目を覚まし私の方に気付く。

「…菜月さん?、
ここはっ…
そっそれは僕の眼鏡っ…」





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