〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
段々海の底に、
大きなピンク色の貝の
神殿が見え始めた。

「あれが…プリンセスの居る神殿…」

みゅうなさんは、
神殿を見る目がキラキラ…。

泡に包まれた人魚の
神殿の中に、
バスが入って行く。

ハ‐プのメロディー演奏…乙女の夢の様な世界に、
足を踏み入れた。

「素敵…すぎまぁ〜す」

ミチルさんも、
感激する中男性達も到着。

「皆さん、
今から部屋の抽選を行います。
お1人ずつくじを引いて、お部屋に行き荷物を置きましたら、
宴会会場に来て下さい」

姿は見えず声だけ響き渡りテ‐ブルの上の箱を引く。

マリンの部屋3号室と言う部屋を引いた。

「私の部屋2号室なの
丁度隣にみたい、
宴会会場一緒に行こうねっ菜月さん」

みゅうなさんの引いた部屋は、マリンの部屋2号室。
かのんさんとミチルさんは2階の部屋で、離れてしまった。

マ‐メイドの神殿、
海底の海が神殿の中から見渡せる。

静かな海底…、
白い柱が何本も立っていてちゃんと、エレベータ‐やエスカレーターも、
海底の中とはちょっと思えない。

「菜月さん?…早くお部屋に行こ…」

みゅうなさんは、
部屋の中が気になるみたい
「あっうん…ごめん
私ちょっとこの神殿の中
探険してから行くねっ…、また宴会場で、会おう」

みゅうなさんは、
文句を言わず笑顔で。

「そぉ…、わかった
じゃぁまた後でねっ」

っと手を振りながら、
部屋に向かって行くのを、私は見送った。

「悪いことしちゃった…
かなっ…」

少し考えながらも、
とりあえず、
神殿の中をぶらついた。

「ここはカウンター…、
ここはおトイレ…」

目の前に誰かが、
居る…、
影から壁の向こう側を見てみた。

ソファーに座る男性、
顔は見えない。




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