〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
その様子を見ていた、
ダイキ君が立ち上がり、
走りだす。

「…ダイキ君!?」

剣を持たずに、
走りだし、私がダイキ君の方に手を伸ばすが…、
ダイキ君の早さに、
手が届かない。

「…ダメッ…ダイキさん!」

その後を追う人魚姫の
かりんさん。

「みんなまとめて…」

紫色の炎が上から降り、
二人を襲う。

“グサッ…”

“グサッ”

炎が放たれ剣と矢が刺さる音が同時に、響き渡った。

“ドッカァ〜ン”

爆風で、何が起きたのか状態が分からない…。

煙の中で、
現われたのはリョウ君と
ゆうや君…。

そして…。

人魚姫の…闇の姫…。

しかし倒れ込んだのは…、闇の人魚姫をかばった、
ダイキ君…、
リョウ君の矢と、
ゆうや君の剣が、
ダイキ君の腕に刺さり、
血が出ていた。

「なっ…なぜだっ…」

人魚姫の闇が、
ダイキ君の姿を見て、
驚く。

「…うっ…」

「ダイキ!?…」

リョウ君は、
ダイキ君が闇の人魚姫を
かばった姿に、
戸惑い駆け寄る。

「…」

ゆうや君は、
何が起きたのか、
まったくわからない様子。

「ばかなっ…、なぜっ…」
ダイキ君は、闇の人魚姫を見て手を伸ばす…。

「…かりん」

人魚姫のかりんは…、
闇に手を伸ばし、
自らの体をかばった、
彼の姿を見て、叫ぶ。

「嫌…ぁあああ」

黄色く光だし、
オ‐ロラに光り始める、
人魚姫のカリン。





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