〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)

第14話「ダイキ君の学園生活(後編)」

私は、
黙って行ってしまった。
リョウ君の事が気になり
追い掛けた…。

ただ男子寮へ立ち入るにはもう少し時間を置かなくては…。

夜10時を過ぎた頃、
こそこそと変装し中に。

リョウ君の部屋の前に着くとドアを…少し開き…中に。

いつも鍵を掛けないのかは謎でも。

「失礼しまぁ〜す」

小声で中に侵入…

部屋の中は静かで、
少し暗い…。

『もしかしてもう寝てしまったとか…』

私は、リョウ君の部屋のドアをゆっくり開ける…。

「リョウ君…」

真っ暗でも、
月明かりがあり中は微かに見えている。

ベッドの上を見る…
がっ…、そこにはリョウ君の姿が無かった。

「…あれ…?もしかしたらダイキ君の部屋…」

あらかじめダイキ君の部屋の場所を携帯で調べて
リョウ君と同じ部屋と知りついでに、部屋に行くことにした。

私は恐る恐る、ダイキ君の部屋のドアを開けた。

“ガチャ”

ドアの向こう側にダイキ君の姿が…。

横になり真っ暗の部屋の中に…。

『ダイキ君は居るんだっ…』

私はダイキ君には、特に用は無いのでドアを閉めようとした。

『寝るの邪魔したら悪いよねっ…』

“ギィー”

「…」

運悪く…、ドアのキシミの音が鳴ってしまい…。

びくっと物音に、
ダイキ君が目を覚ましてしまう…。

ダイキ君が起き上がり、
ドアの方に…。

『うっ…この状況マズイよねっ、私は今侵入者で…』
私は、
すかさずドアを閉めようと…。

「…誰か居るの」

どう考えてもバレて居る…。

私は、
どうしたらいいか考える。
がっ…ドアは開き目の前にダイキ君が、
既にバレバレらしい。





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