〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)

ゆうや編

私は、ゆうや君が気になり後を追いかけようと、
立とうとした。

「…痛っ…ダイキ君」

ダイキ君に腕を強く掴まれゆうや君を追い掛ける事が出来ない。

「菜月さん…ごめん…
変に誤解させてしまったかも知れない…でも僕は菜月さんを…」

ダイキ君はそう言うと…
スっと手を離してくれた。
気のせいか…ダイキ君はかなり思いつめて居た事に私は知るよしも無く…、
この日の事が私の記憶での後悔に繋がった…。

もっと早く気付いて居たらと…。 私は、ゆうや君を追い掛け玄関前に居た
少し怒り顔のゆうや君と
目を合わせる。

「…」

ゆうや君は、私から目を反らし…
ゆうや君と玄関から、
廊下に出た。

ハルキ君は、先に部屋に戻ったらしい。

「…」

ゆうや君は、
前を歩きながら何も言わない。

「…ゆっゆうや君ごめん…」

私は、目の前をゆっくり歩くゆうや君に向かって
小さな声で謝った。

ゆうや君は、
振り返ると私に接近し
私の手を握ると廊下を凄い早さで歩きだす。

「…」

私は手を引かれるまま、
ゆうや君と階段を降り
階段の広い場所で止まると私を、壁側に向けた。
「何でっ菜月さんはダイキ君と一緒に?
どうして一緒に部屋に」

ゆうや君は、
少し早口で伝えてきた周りを少し気にして小声で怒る。

「…ごめんなさい…
でもっほっとけなくて
リョウ君の部屋に帰す事も…だからって
ハルキ君やゆうや君の部屋にでは…」

ゆうや君は、少し悩んだ顔をした。

その後、ゆうや君は
口を閉ざす…。

「…わかった…けどっ
俺は、お前がダイキって人に気持ちがいくのが…
何か嬉しく無い」

ゆうや君はそう言い残し、階段を降りて行ってしまった。

私は、ゆうや君の事を…。
(ゆうや君に+5して下さい)
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