〜☆恋愛学園物語☆〜（学園編）

はるき編

私は…ハルキ君とっ。

みゅうなさんは、嬉しそうにハルキ君の方に走りだす。

「あっえっ！？あっちょっと……みゅうなさん〜！」
既にみゅうなさんは楽しそうに、
馬車から降りて来た
ハルキ君の元に走って
話し掛けていた。

「みゅうなさん」

小声で名前を呼び直す頃には、ザッザッザッと
駆け出す足音が聞こえ、
運動靴を履いた……
ハルキ君の姿が。

くまのぬいぐるみ、をぎゅ〜っと両手で握りしめ
笑顔をこっちに向け照れからなのか顔が赤くなり。

「菜月さんと同じ部屋に、いいかなっ？
僕絶対に菜月さんとじゃなきゃ嫌だからねっ！」

少し言葉は変だけどきっとハルキ君は、私から誘わなくても一緒の部屋に泊まるつもりみたい。
「僕…お腹空いちゃった
今すぐ食堂に行こう！」

私は、
ハルキ君に手を引かれ
食堂に向かった。

ペンションの食堂は、
丸で森の中に居るような、植木で緑が沢山ある。
かすかに、下を水が流れ
キラキラにライトが光り
綺麗に見えた。

“ガサッ”

「ん〜♪」

足をバタバタさせながら、メニューをじっと見て
少し落ち着きが無い。

「菜月さん……何にする？僕はハンバーグにしようかなっ〜」

メニューを選びながら、
楽しんでいるハルキ君。

「私も同じので……」
ハルキ君は、少し凹んだっ……。

「何かハルキが凹むこといったかなっ？」

私は頭の中に
クエッションマ‐ク状態。
「僕じゃあ〜大根おろしハンバーグにしよっと」

急に、メニューを変えて
目が点になった。

メニューをモニターに打ち勝手に注文されてしまった。数分後
ハンバーグと大根おろしハンバーグが出来上がったみたいで、食堂カウンターに取りに行く、座席の番号を伝えるとハンバーグが乗った、お盆を受け取る。