〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
リク君は踵(かかと)の 腫れを見て
落ちた本を持つと、
私を見て。

「少しここで待っててください」

っと、言い残し暗やみにぽつんっと一人残されてしまった。

「待っててって言われたから待ってるけど、
何か一人は怖いなっ、
暗やみの中で」

ぶつぶつ言いながらも
リク君を待つこと、
約15分…。

“ブ〜ンキキッ―”
車のライトが目に飛び込み眩しく感じた。

“ガチャン……ボン”
ドアを開け閉める音が聞こえたと思ったら、
リク君が再び私の前に姿を現した。

「すみません……ちょっと迷ってしまって、立てますかっ?」

リク君が右手を差出し、
私はリク君の手を掴むと、車に迄誘導してくれて、
ドアを開けてくれると

後部座席に乗せてくれた。助手席ではないみたいで。
リク君は車を運転し、
ペンション迄送ってくれた。

……。

リクは黙ったままだったので、私は眠気に誘われ
ペンション前でリク君に
起こされ
「ありがとうリク君」

「いえっ……、
おきおつけて」
っと言われ車から降りると車はそのまま来た道を戻って行った。

私はそのまま部屋に戻り、無事にペンションに戻れた事を喜んだっ。


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