〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「くっ!」

片足をつらつかせ、
少しフラフラして安定感がない
ダイキ君の姿……。


ダイキ君は必死に
人魚に立ち向かって居る

「かせんします!」

「にぃちゃあ!!」

かりんちゃんの
声が聞こえ
振り向くとそこに、
かりんちゃんが居た。

「かりんちゃんダメよっ 来たら」

心配する気持ちが沸き上がり、
かりんちゃんを
遠ざけようと手を向ける。
「はあぁ!!みんな
もろとも死ねっ!」

尖った氷の刃が
みんなを襲い飛んできた。
“グサッグサッ”

「くっ!!」

ダイキ君の右手を擦り剥き、ゆうや君
ハルキ君、りく君にも
次々に刃が……

“バタン”

「かりん!!」

目の前で、
かりんちゃんが倒れて
完全に意識を失った。

ダイキ君がかりんちゃんに駆けより、ぎゅっと 
抱きしめる。

「かりん……」

「……」

かりんちゃんは、
何も言わずぐったり。

「うあぁ!!」

「あっちょっと……
ダイキ君僕達も」

っとハルキ君が
ダイキ君に近寄ろうと
した瞬間、
ゆうや君が、
ハルキ君に右手を伸ばし
ハルキ君を前に行かせないように手を出した。

わづかに首を振っている。
「……ゆうや」

ダイキ君は人魚の居る
祭壇の階段を上り

人魚はいきなり……
巨大化した。
完全に、自分を見失い
悲しみが込み上げている。
「あはははっ…… 
どうした
もっと苦しめ悲しめ!!」

私の手の中で
かりんちゃんが目を覚まし……。

「……おねぇちゃん」

っと、
かりんちゃんの身体が
突然浮きあがった……。

私はかりんちゃんの手を取ると
かりんちゃんが輝き
はじめ
巨大化した。

「なっなんだと!?」

茶色い長い髪に
黄色いドレス姿……
次第に透き通った水色の羽を広げ始める。

「もう……これ以上は許しません!!
精霊達よどうか力を貸して」

ハルキ君、ゆうや君、
リク君、ダイキ君、
リョウ君、ショウゴ君
かのんさん、みゅうなさんそれに、ニ‐ナ
、学園の生徒達の精霊達が集まり

円を描くと、
精霊が踊り……

ゆうや君ハルキ君
リョウ君、ショウゴ君が歌い始めた。

「……!?」

わづかに、
見える不思議な羽
重なり合う歌声が、
精霊達の歌と重なる。

「うわぁあ……やっやめろっ!!」

苦しみ始める、
闇の人魚……

どこからか……聞き覚えのある声がかすかに……
聞こえた。

「ダイキ……かりんちゃんみんな
素敵な歌声をありがとう」

ふっと、
闇の中から現われたのは
人魚姫のかりんさん

かりんさんの目から
涙が溢れ
ダイキ君が祭壇を上がり
人魚姫に近寄る。

人魚姫の闇は
ダイキ君目がけて……
攻撃を与えようと
闇の炎を作り出した。

人魚姫は精霊達の歌声を 真似し歌い始めた。

「……さぁ今です
この剣で……彼女を救ってください」

黄色い光が剣に変わり 
ダイキ君の前に落ちた。

精霊達が必死に、
人魚にしがみつき
身動きを取れなくさせた。
ゆうや君ハルキ君
リョウ君ショウゴ君は
歌い続けている。

「やっやめろっ!!
助けてくれぇ」


『ダイキ君は戸惑っているみたい……どうしよう』

その時、人魚姫のかりんがダイキ君の手を掴み
闇の人魚に向けて
力一杯……剣を振りかざした。

「なっ何をっ!!
やっやめろっかりん!!」
“ザンッ……グサッ”

「うわぁああっ!!」

人魚の闇の身体を貫通し 闇の人魚は消えた。

ダイキ君の手から……
巨大な剣が落ち

かりんさんがダイキ君を おもいっきり抱きしめた。
「これでよかったのっ
ありがとうダイキさん」

「……かりん」

スッとかりんさんの身体が浮かび上がり、とっさに伸ばした、手がかりんさんの手を受け取れず
ダイキ君の手から離れ
消えた。

「かりん……!!!」



――。

気が付くと映画館の中で倒れていた。

その後、学園は何事も無かった
様に元の生活に戻った。

……、この平和な日々が 何事も無かった様に。

〈ゆうや、ハルキ、
ショウゴ、リョウに
+3してください〉


ゆうや君、ハルキ、
リョウ、ショウゴ、
リク、ダイキの
新密度30以下は、

〈297へページ移動してください〉

ゆうや君と
親密度30以上
〈298へページ移動してください〉

ハルキ君と

親密度30以上
〈299へページ移動してください〉


リョウ君と
親密度25以上
〈232へページ移動してください〉



リク君と

親密度25以上
〈231へページ移動してください〉

ダイキ君と
親密度30以上
〈233へページ移動してください〉


ショウゴ君と
親密度17以上
〈230へページ移動してください〉



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