〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
《問題です》

じゃがいもニンジン、
玉ねぎ、
カレーを作る事にしました。
あなたは、鍋で、
茹でて、作りますか?
それとも袋に具を
小さく切り入れ
袋につまようじで、
穴を開けて、根菜で、
レンジチンしますか?」

「これは…問題なの?
これは、簡単だよっ↑
レンジで、チンする」

「ピンポン↑」

赤いランプが点滅し、赤い扉が開いた。

「先にお進み下さい」

「菜月さん凄い」

ハルキ君は、拍手をして、喜んでいる。

「…、あっありがとう…」

私は、顔がぽかぽかして
赤くなる…。
はずかしさが顔ににじみでた。

洞窟の丁度、
中央にさしかかり、
大きな湖の様な水が…。

「この水…深いのかなっ…?」

するとハルキ君は
手を離し、
私を両手で、お嬢様抱っこした。


「えっ…何?」

私は、ハルキ君に抱えられて、
水の中に入っていった。

“チャプン…チャプン”

足の膝迄水が
浸かり、
目の前が、黄色く光る。

だがっ…、ハルキ君の
足が止まり、
何かに引きずり込まれていく。

「ハルキ君…、大丈夫?」
すると、ハルキ君は、私を、岸の方に軽く投げた。

「ドサッ」

振り返り見るとハルキ君は、肩の方迄浸かり。

「ハルキ君!!」

ハルキ君の体ごと、
どんどん沈む。

「問題です…

彼を助けたければ、
問題に答えて下さい。

この学園の、卒業生は、
何人でしょう?

赤…525人
黄色…1262人

さぁ答えて…」

「えっ…、わからないよっ…、卒業…、した人?」

ハルキ君の、姿が、水面から消えようとしている。

「うっ…くっ苦しい…」

もがけばもがくほど、足を引きずり込まれる。

「どうしよう…
答えを間違えたら…」

その時、
水面から完全に消える…。
「ハルキ君!?
うそっ…どうして…」

「さぁ…早く答えて、
赤か黄色か…」

「えっ…えっと…」

赤…
《79へ移動してください》

黄…そのまま進んでください。




< 77 / 303 >

この作品をシェア

pagetop