幼なじみってやつ
第1章
「智也起きてー!」


私の学校生活は毎朝
智也を起こすことから始まる。



小学校の高学年からはじめてるから
かれこれ6年になる。



「智也起きた?もうほっといて一緒に朝ごはん食べよ」




智也のお母さんは私を本当の子供のように
接してくれる。



だから私も気を使うことはないし
遠慮もしない。



私の両親は共働きだから
智也のお母さんのような専業主婦の家庭が少し羨ましくなる。






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