虹色歓談
「あっ!兄貴が来た!ほいじゃぁ~お姉さん、またね」


彼が駆け寄った先には右の目尻から、ほぼ右の口の端にかけて、切り傷のある、彼より十以上は年上の体格のいい男性が立っていた。

私と目が合うと、一瞬、頭を下げた。


私もつられてピョコンと頭を下げた。

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