SUN or RAIN ①




せっかく雅の傘に入って帰ろうと思ったのに。



「あっ!」



雅のこと忘れてた!



あっちゃぁ~…結構話してたから雅怒ってるだろうな。



「何か忙しい奴だな、さっきから叫んでばかりだ」



「ご、ごめんなさい」



いや、早く戻らなくちゃ雅が怖い…怖いよー!



「友達待ってるから帰らなくちゃ。じゃあね!」



手を降って教室を出ようとしたときに男の子に呼び止められた。



「名前は」



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