咲き舞う華は刻に散る


「ったく、おせぇな…」



美桜里の帰りが遅い事を心配した土方は門の所に寄り掛かり、立っていた。



彼女が出掛けてからかなりの時間が経ち、既に夕暮れ刻になっている。



それなのに、彼女が帰って来る気配はない。



だんだん苛立ってきた土方の組まれた腕にかかる指は無意識に拍子を取っていた。



ふと、彼の頭にある言葉が浮かぶ。






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