咲き舞う華は刻に散る
「今、奴らの姿が浮かんだな?そういうのを情が移ったというんだ」
美桜里は桐生の言葉を否定するように、頭を横に振った。
「違う…」
「違くない。間違いなくお前は父さん達の敵である人間を信じ始めてる」
「黙れ…」
「美桜里、お前は人間とは分かり合おうとしている」
私は人間なんか信じてない…。
情なんか移ってない…。
分かり合おうとなんかしてない…。
美桜里は自分の中に渦巻く感情を否定した。
しかし、そんな事を桐生が分かるわけがなく、さらに言葉を続けた。