咲き舞う華は刻に散る
「お前が父さん達を殺したんだ」
「違う…、私じゃない!」
「いいや、全部お前のせいだ」
美桜里は桐生から浴びせられる罵倒に頭を抱え、うずくまった。
「このまま此処に居続ければ、お前のせいで奴らも死ぬぞ」
人間が死のうと美桜里には関係ない――。
以前の美桜里だったら、間違いなくそう言っていただろう。
しかし、今は違う。
今は彼らには死んで欲しくない、生きて欲しい――。
そんな想いが美桜里の中で渦巻いていた。