咲き舞う華は刻に散る
そんなある日。
美桜里はうたた寝をしていた。
春の陽射しがポカポカと暖かく、妙に眠気を誘って来る。
突然、けたたましい物音がした。
美桜里はその音で一気に目が覚め、音のした方を見た。
「総司ッ!」
そこには刀を片手に縁側で倒れる沖田がいた。
美桜里は急いで彼に駆け寄る。
「大丈夫、総司!」
「うん…」
沖田は自分で身体を起こそうとしたが、腕に力が入らないらしくなかなか起きれない。
美桜里はそれを見ていられなくなり、彼の肩を支え、抱き起こした。