咲き舞う華は刻に散る


「目覚めたかぁ!」



障子が開け放たれると同時に、三人の男が飛び込んで来た。


身長が綺麗に大中小になっている。



美桜里は咄嗟に枕元にあった刀を抜き取ると、臨戦態勢に入った。



「誰だ!貴様らは!」



「お、落ち着きなよ!?傷口が開いちゃうよ!」



三人の中でも比較的身長が小さめの青年がアタフタと美桜里に刀を収めさせようとする。



しかし、警戒している事に加え、人間嫌いの美桜里がそう簡単に刀を収めるはずがない。





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