咲き舞う華は刻に散る
「何故…、兄様達の墓が此処に…?」
墓に刻まれていたのは両親と兄、桐生の名前だった。
つまり、此処に両親と兄が眠っているということだ。
「以前、泉羽に頼まれたんだ。仙台の方に行くなら、お前を此処に連れて来てやってくれって」
美桜里は両親の墓の場所も桐生の墓の場所も知らなかった。
皆同じ場所にあるということは泉羽が皆を弔ってくれたのだろう。
美桜里は墓の前に膝をついた。
「ただいま。父様、母様、兄様…」
自然と彼女の目から涙が零れていた。
土方は美桜里の頭に手を置くと、優しく撫でた。